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サンタの探査 [小話]

山田クラウスには、クリスという8才になる息子がいる。
AP通信の調査によると、「サンタクロースの存在を信じるのは平均して8才まで」らしい。
8才、それは微妙な年齢だ。

クリスマスを前に、息子を連れてトイザらスに出かけた折に、
クラウスは、それとなく、息子に聞いてみた。
「クリスマス・プレゼントはどれがいい?」
「サンタクロースに頼んであるから、パパはいい。」とクリスは答えた。
「サンタには、何を頼んだんだ?」
「このゲーム」と、クリスは指差した。

クリスマス・イブの晩、クリスはなかなか寝なかった。
「早く寝ないとサンタは来ないぞ。」とクラウスは言った。
クリスは、ふとんの中にもぐり込み、必死に寝ようとし、そして寝息をたてていった。
やがて、真っ暗な部屋のドアが開き、懐中電灯を持ってサンタが現われた。

サンタは、クリスが欲しがっていたゲームの包みを、
枕元の靴下の上に置こうとして、
そこに、紙切れと赤色のペンが置いてあるのに気がついた。

懐中電灯で紙切れを照らすと、そこにはこう書いてあった。
「サンタさんへのアンケート。いつもプレゼントありがとう。
サンタさんは、なん才ですか。 名前はなんですか。 」
サンタはびっくりした。そして、すやすや眠るクリスの寝顔を見て、にっこりと微笑んだ。
懐中電灯で照らしながら、赤色のペンで、サンタは流暢にくずした文字で回答を書いた。
「86、Santa Claus」

翌日、クリスは起きると、真っ先に枕元を見て、わぁ!と、大きな声を上げた。
そして、急いで包みを開けてゲームを見つけると、これが欲しかったんだよなぁと言った。
ご機嫌なクリスに、クラウスと妻が、何をもらったんだと聞いていると、
電話が鳴った。クリスは、飛びつくように、すぐに電話をとった。
「トム? サンタ来た?」 友達のトムからの様だった。
「オレはゲーム。お前は何もらった?」
プレゼントの確認が済むと、クリスは、トムに聞いた。
「アンケート書いてあった? 何才だった?」


サンタクロースへのニュース [言葉]

今日12月23日の夜7時、ラジオNHKきょうのニュースを聞いていた。
北京でおこわれていた六カ国協議が成果をあげられないまま休会となったことや、
天皇の73歳の誕生日の参賀や、サマーワの武力衝突のニュースや
殺人事件のニュースやらを伝えていた。

5秒ぐらい間があって、アナウンサーが一息置いて、「次です。」と言った。
サンタクロースの存在を信じるのは平均して8才まで。
クリスマスを前に、こんな調査結果がアメリカで発表されました。」とアナウンサーが続けた。
おい、おい、子供が聞いていたらまずくないか、と僕は思った。

アナウンサーは、たんたんと記事を読んでいく。
AP通信によると、18才以上のアメリカ国民1000人を対象とした調査では、
10才まで信じていた人は18%、10才以上になっても信じていた人は15%、
信じたことがない人は3%であり、平均すると8才まで信じていたことになるらしい。

「過半数がサンタクロースの存在は重要と考え、
48%が、さほど重要ではないと考えている。」とニュースは伝え、
僕は、宗教の違いもあるしなぁと思って聞いていた。

「年収が2万5000ドル以下(日本円で300万円以下)の家庭では、
1/4の子供が信じていないことが分かり、
家計の余裕やプレゼントの有る無しが影響している。」と続いた。
映画『Always3丁目の夕日』で、サンタが僕の所にだけ来ない、
と言っていた子供のエピソードを思い出した。
なぜ、7時のニュースで、こんな切実なことを伝えるのだろうと思った。

アナウンサーは、ここで、記事を読み上げるのを止め、こう続けた。
「もし、サンタクロースがこの調査を知ったら、
誰もがクリスマスを楽しめるように、精一杯はりきるかも知れません。」

僕は、『Always3丁目の夕日』の子供にも、
素敵なサンタクロースがやってきたシーンを思い出した。

このニュースは、今日だけだと思いますが、
http://www.nhk.or.jp/r-news/
の『7時のNHKきょうのニュース』の9分ぐらいの所で確認できます。


千秋様似イン・ブルー [音楽]

人から、千秋様に似ている、と言われた。
『のだめカンタービレ』の天才指揮者、千秋様である。
僕は、音楽的才能はからっきしないし、お好み焼きぐらいしか得意料理も無い。
そして、玉木宏の様にハンサムでも無い。
だから、これは全くのお愛想だが、悪い気はしない。

『のだめカンタービレ』は、マンガも読んでいないし、
テレビも途中からしか観ていないが、とても面白い。
そして、観ているうちに、封印されていたある記憶が蘇ってきた。

僕は、中学生の時にクラスの演奏発表の指揮者をやったことがあったのだ。
曲は全く覚えていないが、4拍子の曲だったことは覚えている。
4拍子を振る練習を必死にしたからだ。

練習した曲は、体育館で行われる音楽会で、舞台の上で演奏し、
全校生徒の前で披露することになっていた。

隣のクラスの指揮者はイガクリ君で、
イガクリ君の家は音楽ファミリーだった。
いつもクラッシックを聞いていて、しゃべり方やしぐさまで、
優雅で気品溢れるキャラだった。
イガクリ君は、演奏する曲を家で編曲してきた。
何でそんなハイレベルなことできるんだ、と僕は驚嘆しつつ、
自分は、相変わらず4拍子をマスターすべく励んでいた。

努力の甲斐もあり、4拍子がスムーズに一定のテンポでできる自信がついてきた。
そして、舞台の上で演奏する時がきた。

僕は、全校生徒を背中にして、クラスの前で、タクトを振り上げた。
演奏の記憶はあまり無い。
ただ出だしは良かったが、後半演奏が次第に早くなっていった記憶がある。
とにかく、必死でタクトを振り、演奏が終わった。
拍手を受けた時は、気持ち良かったと思う。

ところが、演奏会が終わった後、
他のクラスの友達が僕にこう言った。
「演奏は良かったけど、指揮が演奏からずれていたよ。」

「演奏が指揮にあわせるんだろう!」とツッコミはしたものの、
自分に指揮者の素養が無いことは誰よりも良く分かっていた。


世界にスマイルの目次、最近読んだ本、そして月に行く [世界にスマイル]

ブログに連載した『世界にスマイル』を読もうとして、"世界にスマイル"のカテゴリーをクリックすると、新しい話の順番に並んでしまい、第1回から読もうとすると、下から順番に読まなくてはならないので、目次を作りました。
(逆さまに読んでも意味が通じる回文ならぬ回小説なら良かったんですが)

世界にスマイル ☆1☆ ☆2☆ 
世界にスマイル ☆3☆ 
世界にスマイル ☆4☆ 
世界にスマイル ☆5☆ 
世界にスマイル ☆6☆ 
世界にスマイル ☆7☆ 
世界にスマイル ☆8☆ 
世界にスマイル ☆9☆ 
世界にスマイル ☆10☆ 
世界にスマイル ☆11☆ 
世界にスマイル ☆12☆ 
世界にスマイル ☆13☆ 
世界にスマイル ☆14(最終回)☆ 

最近読んだ本、
☆グレート・ギャツビー
 今の小説みたいに新しく感じた。とっても良かった。
 オールド・スポートは口癖になりそうだ。
 翻訳ライブラリー版の61頁の
 ”少し前に顔をあたったらしく、頬骨のところに石鹸の白い泡が小さく残っていた。”
 という所で、10秒ぐらい悩んだんですが、"あたった"ではなく、"あらった"ですね。多分。
 キーボードのRとTが横に並んでいるので、打ち間違えたんでしょうね。
 ひらがなを使いたかったのだろうなとか、スペルチェックでは、単語としてはあっているので、
 ひっかからなかったんだろうなとかとか、さらに30秒ぐらい考えてしまった。
 (とかいう私の文章は恥ずかしい程、誤字があります。)
 追記; おもいっきり、バカなことを書いて、やっぱり、恥をかいていました。
      詳細は、コメント参照! sknysさんに感謝。
 
☆アメリカの鱒釣り
 柴田元幸さんの『翻訳教室』を読んでいたら、ブローティガンの文章が載っていて、
 感性にフィットしたので、買って読んだ。すごく面白かった。
 実は大学時代に、大学の側の古本屋で、『ジャック・ロンドン自伝的物語』と
 2冊並んで置いてあり、まずは、ジャックを買って、次に買おうと思っている内に
 無くなった想い出がある。古き良きヒッピー、ナンセンス、深い哀愁、そしてマヨネーズ。

☆東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
 やっと読んだぞ。名作だ!
 
今読みかけの本
☆ブラッカムの爆撃機(宮崎駿さんの絵がいいですね。新作動き出してますね。)
☆ソロモンの指環 
 (ジャック・ロンドンの荒野の呼び声は動物学的に正しかったんだと関心した。)

ところで、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)で、月周回衛星SELENE(セレーネ)にのせて月へ送る
「名前」と「メッセージ」を募集している。
http://www.jaxa.jp/pr/event/selene/index_j.html

今朝、『世界にスマイル』というメッセージを送った。
来年の秋には月を見上げてスマイルすることだろう。


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