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球体の底から放たれた光 [風景]

2009_0211雲.jpg

空を見ていると、自然が作り出すスケールの大きな造形に、
驚くことが、しばしばです。
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共通テーマ:日記・雑感

メタファー [村上春樹]




 「"A"というメタファー(暗喩)について伝えたい。
  これは、時としては、"B"を示す。

  しかし、それが全てではない。
  もっと深い意味がある。
  それは、"C"だ。 」

といった論法について、今週、ちょっと考えてみました。

この論法は、多くの場合は、"C"を伝えるのに使われる。
きっと国語のテストなんかで、「作者が伝えたいことは何ですか?」
という選択問題があったら、"C"が正解ということになるんだと思う。
ぼくは国語の先生ではないので、適当ですが。

さて話を戻して、時としては、この論法は、特に会話なんかで、
相手に対して気兼ねなく話せる"C"を用いて、
相手に対して正面きっては言いにくい"B"を伝えることにも
使われているような気がする。
Cをカモフラージュにして、こそっと"B"を伝えておくというやり方ですね。

"B"は会話の中では聞き流されるだろうけれど、
相手の潜在意識の中にとどまることを期待して。

しかし、それだけでは無いような気もする。
やっぱり、一番伝えたいのは、"A"のメタファー自体とも考えられるし、
あるいは、"A","B","C"の総体であるとも考えられる。

こうして、国語のテストでは、悩むことはしばしばだったし、
今でも相変わらず、文章を読んでいて、考え込んでしまうことも度々だ。

さて、この論法のことをとりあげたのは、
気づいた人もいると思うけれど、
「エルサレム賞」受賞式での村上春樹さんが行ったスピーチが、
この論法を使っていたためです。
(もちろん、このスピーチの構造は、こんなに単純化はできなくて、
もっと要素と、複雑な構造をもっていますが。)

このスピーチが凄いなぁと思ったことの一つは、
報道側の都合によって、"A","B","C"の三つがばらばらにされて、
各々のみが伝わろうとも、
どれもが、一つの個として、確かに相手に伝わるであろうし、
それは、一つの真実の各々の側面に過ぎないので、
きっと、伝えたかったことの本質は、届くのであろうということです。

このスピーチの詳細は、
以下のカイエさんの所を起点に見たり読んだりできます。
http://lapis.blog.so-net.ne.jp/2009-02-18-1

冒頭の動画は、25年前のAppleのCMです。
今回のスピーチと通じるものを感じたので。

ノーベル賞 素粒子 [宇宙]

2009_0208ノーベル賞0008-3.jpg
「CP対称性の破れの起源の発見」でノーベル賞を受賞した、
益川先生と小林先生の講演を聴きに、名古屋大学に行きました。

講演では、小林先生は、丁寧に作られたスライドで、
ときには数式、実験成果のグラフを見せながら、
現在に到るまでの素粒子物理学の歴史について、
体系的に説明されました。

一方、益川先生は、スライドを使わず、
色々なエピソードを織り交ぜて、
「6元モデル」に行き着くまでの50年代後半から
70年代前半までの素粒子物理学の現場について、
生き生きと語ってくれました。

お二方の人柄と科学への愛情が、とても良く伝わってくる講演でした。

そして、素粒子物理学の歴史が、綿々と受け継がれて、
今日に到っていることも伝わってきて、感銘を受けました。

僕らが生きている間に、
質量の源であるヒッグス粒子が発見され、
四つの力(重力、電磁気力、弱い力、強い力)を
まとめた理論が完成するといいなぁ。

次は、誰が、何によって、ノーベル賞をもらうのだろう?

少し前の記事なので、ユーザ登録(無料)しないと、
読めないかも知れませんが、
以下のノーベル賞の記事は、とっても面白いです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081226/181406/?bzb_pt=0

また、お二人の講演の前になされた、
山脇先生と、杉山先生の講演も、
素粒子という、一番小さなものが、
宇宙という一番大きなものの歴史に関わっている
ということが伝わってきて、面白かったです。

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早く初夏にならないかなぁ。 [村上春樹]

昨年10月に、書き上げたと聞いてから、
ずうっと心待ちにしていた、
村上春樹さんの最新長編小説の案内が
ついに、出ました!
『初夏刊行決定!』だそうです。

映画の予告編のような案内を見て、
新しい村上ワールドについて、
色々と思いを巡らせてしまいます。
http://www.shinchosha.co.jp/murakami/

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