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過去と未来より来る旅人 [小沢健二]

旅人は楽団とともに町から町へと旅をする。
14年ぶりに僕らの町にもやってきた。

思い返せば、1996年のコンサート。
旅人も僕らも若かった。
センスが良くて、はじけるような若い子たちが
声を合わせて歌いおどり、楽しくて楽しくて、
眩しい光に溢れるコンサートだった。
このコンサートを今後のスタンダードとすると、
旅人は言い、僕らは次のコンサートを夢見て待った。

それから、旅人は絵本の国を離れ、摩天楼へと旅立つ。
僕らは、ワールドカップのように4年に一度届くCDを、
元気でいると知らせる手紙の様に、心待ちにする。

旅人は、世界を旅する。
メキシコ、南アフリカ、ヨルダン。
やがて、小さな雑誌に物語の連載がはじまる。
僕らは世界についての子どもの純粋な見方を思い出す。

突然、14年ぶりのライブツアーが告げられる。
僕は願いを込めて申し込み、
幸運なことにチケットを手に入れる。

期待と不安の中、会場に行く。
ライブ会場の僕らは相応に年をとっているが、若い人も多い。
暗闇の中、なごや、ひふみよの掛け声で、
流星ビバップが始まる。
力強くて懐かしい歌声と軽快なリズムと深い音色。
突然光に照らされた旅人が言う。「ご無沙汰しています。」
華やかな夏の夜の祭りのような、夢の時間が繰り広げられる。
旅人の考えていること、思いが音楽にのってダイレクトに伝わる。
白い雪の上に残るうさぎの足跡のように、くっきりと伝わる。
僕らは、時を超え、空間を超える。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
てな感じで、小沢健二さんのライブに行ってきました。
最高に良かった!
夜のキャンプ場でのキャンプファイアの炎を
囲んで歌を歌うように、
ライブ会場のみんなが一体となって、
同じ時間を共有しているという感じが特に良かったです。
ネット上では、たくさんの人がその感動を文章に残していて、
それを探して読むのも、とっても楽しいです!

そして、旅人はまた旅立って行った。
また会えるかな?

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初めてのVOGUE [小沢健二]

日々刻々とあらゆる記事が世界中で更新される中、
二カ月ぶりの更新になりますが、
まぁ自分のペースでのんびりいきます。

さて、3/27のことになりますが、書店で初めて、
VOUGUE NIPPON(ヴォーグ ニッポン)
という雑誌の5月号を買いました。
うら若き女性たちが本を眺めている女性誌のコーナで、
小さくなってこの本を探して、いそいそとレジに行き、
会計するのは少し照れましたが。

さて初めて、ヴォーグを読みましたが、
やぁゴージャスな雑誌ですね。
写真も記事もかっこいいし、
キッズ向けのミニファッション誌や
お取り寄せの冊子も付録で入っていて、中味盛りだくさん。
13歳のブロガー、TAVIちゃんの、東京ワンダーランド日記。
という記事なんかは、すごい子がいるんだなぁとびっくりしました。
がんばりすぎて、つぶれなきゃいいけどね。

ヴォーグを買ったのは、
「New York Watershed ニューヨークの水脈。」
という、小沢健二さんの書いた記事があったから。
ゆたゆたと、ゆたかにたゆたう
ニューヨークに住む多様な人や文化の流れを
楽しいながらも深く描いていました。
なんか、オザケン成長しているなぁ。

さて、チケットの抽選があたって、
この度、小沢健二さんの13年ぶりコンサートに、
行けることになった。本当に楽しみです。
(TAVIちゃんが生まれてから初めてになるんですね。)

ヴォーグの記事については、
http://www.vogue.co.jp/blog/mitsuko-watanabe/2010-02/2010-03-23
(写真は鹿男では、ないです。
 鹿男、文庫本読了。実に面白かった!)

小沢健二さんのコンサートについては
http://hihumiyo.net/index.html
(とっても楽しいページです。この中の読み物は、
 小沢健二さんの素敵な文章がいっぱい読めて楽しいです。)

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寒い冬は、ワン・ツーでドア・ノック [小沢健二]

寒くなってきました。
小沢健二さんのアルバム『LIFE』に収録の
『ドアをノックするのは誰だ?』を聞きたくなります。

♪風冴える クリスマス 君の心の扉を叩くのはいつも僕さ
 それ分かってる?

って曲です。
タイトルの『ドアをノックするのは誰だ?』っていうのは
いったい誰なんでしょうか?

きっと、ドアをノックしたのは、
ワン・ツー、ワン・ツーとパンチを繰りだす、
ボクサーを気取った"僕さー"なんだと思います。
このKenji Ozawaのストレートな歌詞に、思わず KO(ノックアウト)です。

この歌の僕は、原宿あたりを風を切って歩いてて、
幸せいっぱいに寒い冬を満喫していますね。

♪街は様子変えて僕らを包む 街路樹の匂いもちょっとずつ変わっていく
 スケートリンク 君と僕とは笑う 爆音でかかり続けてるよヒット曲

スケートリンクでデートする"僕さー"ていうと、
感謝祭の晩に、閉店した後の寂しいスケートリンクでデートをした、
エイドリアンとロッキーを思い出したりして、ちょっと心が温まります。


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うさぎたち [小沢健二]

昔むかし、あるところに、美しい星がありました。
美しい星は、秋になると、鮭が川をさかのぼり、
イチョウの葉は黄色に染まり、夜はしだいに長くなり、
そこに住む人たちは、映画を見たり、本を読んだりしていました。

映画館では、
テリー・ギリアム監督の『ブラザーズ・グリム』が公開されていました。
そして、子どもと昔話を愛する人たちの季刊誌『子どもと昔話』
では、小沢健二さんの『うさぎ!』の連載が、始まったところでした。

この『うさぎ!』は、とても愛らしい物語です。
文章が愛らしくって、
素敵な音楽を繰り返し聴くように、繰り返して読んだり、
こんな風に、ちょっとばかり真似をして、文章を書きたくなったりします。
(そんなに上手に真似られる訳はないのですが。)

愛らしいだけではありません。
今の世の中がかかえる「灰色」を、
あざやかに浮かび上がらせています。

灰色の論理は、実際、
テレビの中にでも、
100円ショップやコンビニの中にでも、
少しお洒落なライフスタイルの中にでも、
身近なところに、当たり前のように姿を見せる、
「大きなお金の塊」をどんどん大きくする論理。
そして生まれる残酷さと暴力。

灰色と戦うことになる、
十五才の少年 うさぎと、十五才の少女 きららとクィル。
物語は、これから先どう展開されていくのでしょうか?

つづきが、待ち遠しいです。
そしてこの、しごくまっとうな物語を読んで、昔話とは、
こういうものだったんだという懐かしさと、
すがすがしさを、思い出したりしました。

そして、同じ『子どもと昔話』に記載の、
健二さんの父親である俊夫さんの文章
『癌からの生還 Coming back alive from a cancer』では、
1994年の12月の入院の話が綴られていました。

そこには、
手術の前日、妻とエレベータ前で別れるとき、
「さあ、明日だ。大丈夫だよ」といって、
ハイタッチをしたと、書いてありました。

これを読んで、
その前向きに生きる姿勢と、家族との愛情に感銘をうけたり、
俊夫さんの強い精神力を見たりしました。

そして、10年前に、健二さんが力強く歌っていた歌の一節を、
思い出しました。こんな一節です。

"LIFE IS COMIN'BACK !"


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北米のぐぐり方 第3回 イースト・ハンプトンの灯台 [小沢健二]

イースト・ハンプトンと言えば、思い出される文章があります。
村上春樹さんは、この地について次の様に書いている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高級避暑地で文筆家が好んで住む場所というと、日本でいえば軽井沢か鎌倉というあたりになるわけだが、実際に行って見てみると、その美しさとスケールの大きさは軽井沢と鎌倉を足して、それまた二倍してもまだまだ遥かに及ぶところではない。こういうところに来てみると、アメリカという国の蓄積資本の巨大さにやはり圧倒されることになる。
イースト・ハンプトンはロング・アイランドの東のほうにあって、ニューヨークからの距離はぴったり百マイルである。車でなら二時間少しで到着できる。お金が余っていればヘリコプターをチャーターして半時間で行ける。
(『辺境・近境』に収録の『イースト・ハンプトン 作家たちの静かな聖地』から引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これを読むと、どんな所か気になりませんか?
Google Mapsで調べると、イースト・ハンプトンは、この辺りになります。
イースト・ハンプトン

拡大して見てみると、素敵なコテージが並んでいますね。
海岸沿いの27号線を北東に向かって進んで行くと、
ロング・アイランドの先端モントーク岬に出る。
辿り着いたそこには、灯台があった。

遠く迄来たという感じがします。(地図を最大に拡大した道沿いに、矢印をクリックして、
ここままで進んできたのではあるのだけれど。)
イースト・ハンプトンの灯台

影の形で、灯台の姿が良く分かります。
実際にこの地に出かけていって、この灯台までジョキングなどしたいものです。はぁ。

話しは変わって、小沢健二さんに『Eclectic』というアルバムがあります。

Eclectic

Eclectic

  • アーティスト: 小沢健二
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2002/02/27
  • メディア: CD


この作品のプロモーションの際に、彼もまた、ハンプトンについて次の様に書いています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
NYに夏に旅行するのであれば、暇があったら避暑地の方に行くとまた違ったNYが。Long IslandにHamptonsという地域があって、東京でいうと逗子・葉山みたいな感じの位置付けでしょうか。Hamptonsは野菜がうまくて、森と海があって、きれいな町なのですが、特に夏の終わり、いや夏じゅうかな、何かカナシイですね。車で2時間くらい(バス・電車・ヘリコプターで行く人も)の行き帰りも、何か浮かれたようなかなしいような気分になります。週末は夏じゅうパーティーの町で、それもまたかなしさを煽るような。

大都会から外へ向かうと、空気の感じがいきなり変わる地点があるような気がしませんか。壁を抜けるように・・・。それが特にNYのゴミゴミした街から出ると、Long Islandのあるところで、「これだ」という感じで大きく変わります。あれが目的かもしれません。というのは一旦Hamptonsにつくと、見る顔は街で知った顔ばかりということになりがちなので。

5曲目の「1つの魔法」は、そんなことをちょっと考えていた気がします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

村上春樹さんの文章と響きあう様な素敵な文章です。
そして、ニューヨークからハンプトンに向かうどの地点で、壁を抜けるのか、気になります。
今度は、ニューヨークからハンプトンに向けてドライブしたくなりますね。

「1つの魔法」は、楽しく美しい曲です。
歌詞に、「あなたの瞳からくるその力は軽い衝撃波」とでてきます。
この「衝撃波」とか「空気の感じがいきなり変わる地点」とかを考えると、
小沢さんは、「1つの魔法」を「Mach 1」 とかけていて、
音速の壁を抜けるような衝撃波を歌っているのかも知れませんね。


美しい刹那 [小沢健二]

2003年の終わりに出た小沢健二さんのベストアルバムは、
『刹那』(せつな)というタイトルです。
ベストアルバムにしては、妙な名前です。
『刹那』を辞書でひくと、「極めて短い時間」という意味です。
もとは、仏教用語の様です。
どうして、アルバムが、このタイトルなのだろうと1年以上も不思議でした。

 今朝、朝刊に、ゲーテの『ファウスト』のことが書いてありました。
 それによると、主人公ファウストは、悪魔のメフィストと賭けをします。
 ここでファウストが喋る言葉は、森鴎外訳(岩波文庫)では、
 次ぎの通りだそうです。
  「己が或る『刹那』に『まあ、待て、お前は実に美しいから』と云ったら、
  君は己を縛り上げてくれても好い。己はそれ切 滅びても好い」

 結局ファウストは、様々な遍歴を経た後、『刹那』に向かって、
 「止まれ、お前はいかにも美しいから」と呼びかけ、
 絶命することになります。

『刹那』を聴く時に、美しいと感じると、
悪魔のメフィストに会えるかも知れませんね。


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鳥について [小沢健二]

昨日は、新選組!の最終回でした。
少し、虚脱状態です。頭の中がまだ、整理されていませんが、
気になったシーンがあります。

それは、近藤勇が刑を迎える際に挿入された、空を飛ぶ鳥のシーンです。
安静な気持ちで死を迎え、旅立とうとしている、
勇の心情を表現したのでしょうか。

小沢健二さんに「夢が夢なら」という曲があります。
古く懐かしい感じの曲で、大好きな曲です。
冒頭に、
「色とりどり擦れ違うダウン・ジャケット」という詞があります。
この中には、「とり」「どり」「がう(≒gull=カモメ)」「だうん(Down=鳥の産毛)」
と、鳥が3羽(4羽?)も現れます。

ダイヤモンド、華火、等の意味ありげ(?)な歌詞が続き、
「僕はあなたに逢えたことを ずっと幸せにおもうはず」
という歌詞が出てきます。

この歌は、確か、祖母の「さくら」さんに、
捧げられた曲だった記憶があります。
(そういえば、ジャケットもCDも白と黒 以外は、使用していないようです。)
鳥は、送る為に使われているのでしょうか。

満州開拓等で、色々あった人生かと思いますが、
良いお孫さんをもって、幸せですね。

そして、さらに、思いを進めれば、
彼女の年代の人が経験した、太平洋戦争というのは、
明治の富国強兵の一つの体制の終焉だったと思います。

近藤勇は、はたして空から何を見ているでしょうか?

【訂正とお詫び】
祖母の「さくら」さんに、捧げた曲は、「春にして君を想う」
だったかも知れない。ふと思い出した。
さくらで、春だから、この方が自然か。
この曲には、鳥はでてきません。穏やかなタンゴです。
勇み足でした。

【12/18追加情報】
以下の三谷幸喜さんのインタビューを見ていたら、
近藤勇のコルクには、鳥が刻まれていることが分かりました。
http://www3.nhk.or.jp/taiga/topic/mitani/f_mitani.html
(私の周りの人は、皆な既に気付いていましたが。。。
なお、このNHKの大河のホームページは、大変な力作ですが、
来年の1月末で閉鎖されるそうです。寂しい。)

処刑の前に、お守りのコルクが転がって、近藤勇から離れるシーンがありました。
鳥は、このコルクから、飛び立っていたのかも知れません。

【2005/1/30 修正とお詫びその2】
「ある光」が祖父に捧げられていたのを記憶違えていました。
(随分、複雑な記憶違いです。穴があったら入りたい。。)
訂正して、お詫びします。


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大人って感じは判った気がする [小沢健二]

小沢健二さんの言葉遊びについて書きます。
熱烈なファンの方が沢山いる様で、私などが、書くのは恐いですが。
音楽や文学の背景のようなものは、良く判らないので、
彼の言葉遊びについて、少し分かった範囲で。

昔、LIFEの頃でしたか、
雑誌で、いとうせいこうさんが、今夜はブギーバックの歌詞について、
「神様がくれた甘い甘い・・・」の部分で、
神様(KAMISAMA)が韻をふんでいる、甘い(AMAI)に、
変化していくこと等を詩人のランボー(!)だか、
昔のギリシャの詩人だかと較べていたことを覚えています。
(うろ覚えなので、間違えているかも知れませんが、大筋そんな感じ)
彼の言葉遊びは、凄いとその時思いました。
是非、本を書いてもらいたいです。
オリーブのとか本になってないですよね?

さて、面白い言葉遊びが、「大人になれば」という歌にあります。
JAZZかそれ以前のブルースの曲で、洒落た歌詞がついた曲です。
この中で、
「1人1人のブルース (省略) 大人って感じ? ちょっと判ってきたみたい」
とありますが、この中の1人1人という字は、次のように、
1人1人 => 一人一人 => 大人
大人という漢字になります。(判りましたか?)

また、思い込みかも知れませんが、
歌詞にライオンが、出てきます。
成長した大人の象徴なのかも知れませんが、
この中のイオという字は、大人という字を逆にして
入っている気がしてしょうがないです。。





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